朝起きたら、太ももや二の腕がかゆい…
もしかしたら、その原因はツメダニかもしれません。
ツメダニは畳、布団、カーペットなどに生息し、特に高温多湿な夏に繁殖しやすいため、刺されると強いかゆみや皮膚症状を引き起こすことがあります。
この記事では、ツメダニに刺された場合の症状と対処法から、効果的な駆除方法、さらには再発防止策まで詳しく解説します。畳や布団の対策もご紹介しますので、ツメダニの被害でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
ツメダニとは?

ツメダニの生態と特徴
ツメダニは体長0.3~0.8mm程度の非常に小さなダニで、肉眼で確認するのは困難です。主にチリダニやコナダニといった他のダニを捕食して生きていますが、人間やペットを刺して体液を吸うこともあります。
動きが素早く他のダニを捕食する「捕食性ダニ」
ツメダニは、チリダニやコナダニなどの他のダニを捕まえて体液を吸う「捕食性ダニ」です。名前の由来でもある鋭い爪(ツメ)を触肢の先端に持ち、素早い動きで獲物をとらえます。
人を積極的に刺すわけではありませんが、餌が不足すると誤って人を刺すこともあり、これがかゆみや皮膚炎の原因となるのです。
ツメダニの生息場所

ツメダニは、高温多湿な環境を好みます。特に、以下のような場所に多く生息しています。
畳、カーペット | 繊維の奥に潜り込みやすく、湿気がこもりやすい |
布団、マットレス、枕 | 人間の汗や皮脂がたまりやすく、ダニの温床になりやすい |
ソファ、クッション | 布製品が多く、ダニが繁殖しやすい |
押し入れ、クローゼット | 通気性が悪く、湿気がこもりやすい |
また、ツメダニの餌となるチリダニやコナダニが発生する場所(キッチンのの食品保管庫、ペットの餌場など)にも発生する可能性があります。
ツメダニに刺された時の症状

ツメダニに刺されると、以下のような症状が現れます。
強いかゆみ
刺された箇所は、赤く腫れ上がり、非常に強いかゆみを伴います。かゆみは数日間続き、夜間に悪化することが多いです。
複数箇所に現れる赤い発疹
ツメダニは移動しながら刺すことが多いため、刺された跡が一直線に並ぶことが多いのが特徴です。発疹は直径1~2cm程度の赤い丘疹で、中心に小さな水ぶくれができることもあります。
症状が出るまでの時間差
ツメダニに刺されても、すぐに症状が現れるわけではありません。数時間から半日程度の潜伏期間を経て、かゆみや発疹が出始めることが多いです。
刺された場所で見分ける!太もも・腹部・二の腕は要注意
ツメダニに刺された場合、露出していない柔らかい部位が刺される傾向があります。たとえば以下の部位です。
- 太もも
- 腹部
- 二の腕
逆に、すねや足の甲、かかとといった硬くて露出した部位は刺されにくいため、これらが刺されている場合はツメダニ以外(例えばノミや蚊など)の可能性も考えられます。
ツメダニに刺された時の対処法

ツメダニに刺された場合は、適切な対処を行うことが大切です。
1 かゆみ止めを塗る
市販のステロイド配合のかゆみ止めや、抗ヒスタミン剤配合の塗り薬を塗ることで、かゆみを抑えることができます。
2 患部を冷やす
冷たいタオルや保冷剤で患部を冷やすと、かゆみや炎症が和らぎます。冷やす行為は、応急的ケアとしても有効です。
3 掻きむしらない
かゆみが強くても、掻きむしらないように注意しましょう。掻きむしると、皮膚に傷がつき、細菌感染を引き起こす可能性があります。
4 症状がひどい場合は皮膚科を受診
公益社団法人日本皮膚科学会によれば、赤みや腫れがヒドイ!、かゆみが我慢できないほど強い、発疹が広範囲で、複数箇所さされている、水ぶくれが破れてジュクジュクするなどの症状がある場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
ツメダニの駆除方法

ツメダニの被害を根本的に解決するためには、徹底的な駆除が必要です。
掃除機をかける
畳やカーペット、布団などに毎日丁寧に掃除機をかけ、ダニの餌となるホコリやフケ、食べかすを除去します。また、狭い隙間や布製品には、布団用ノズルや隙間ノズルを使用すると効果的です。
布団の対策
ツメダニは60℃以上の熱に弱いため、高温で乾燥させることで、布団内部のダニを死滅させることができます。布団だけでなく、枕やシーツも定期的に布団乾燥機を使用したり、コインランドリーの布団乾燥機を利用しましょう。
天気の良い日に布団を天日干しすることで、湿気を飛ばし、ダニの繁殖を抑えることができます。ただし、天日干しだけではダニを完全に死滅させることはできません。
畳の対策
畳はツメダニが特に好む場所。
以下の手順でしっかり対策しましょう。
- 畳表にゆっくりと掃除機をかける(1㎡あたり20秒以上)
- 畳を持ち上げ、天日干しや風通しを行う(数時間)
- 市販のダニ駆除スプレーを表裏に噴霧
- 再度掃除機をかけて死骸やフンを除去
畳の乾燥と換気
畳は湿気を吸い込みやすい素材なので、定期的に部屋の換気を行い、除湿機やエアコンの除湿機能なども活用して湿度を下げましょう。
また、専門業者に依頼して畳乾燥機を使用してもらうことで、畳内部のダニを効率的に死滅させることができます。
ダニ用殺虫剤の種類と選び方
スプレータイプは、手軽に広範囲に散布でき効果です。
くん煙剤・くん蒸剤も部屋全体に薬剤を拡散させ、ダニを死滅させます。使用時は、換気を十分に行い、ペットや観葉植物を移動させるなど注意が必要です。使用方法をよく読み、換気を十分に行い、定められた量を守って使用しましょう。
再発させない!ツメダニ予防のコツ

餌(チリダニ・コナダニ)を減らす!
ツメダニはチリダニ・コナダニを捕食して生きているため、これらのダニが多く発生する場所があると、ツメダニも自然と増えてしまいます。
チリダニやコナダニは以下のような場所で繁殖します。
- 食品のくず、粉類の周囲
- 湿った布製品や畳
- ペットフードや飼料の保管場所
チリダニ・コナダニを増やさない対策としては、
- 食品は密閉容器で保存
- ほこりをためないようにこまめに掃除
- 棚や収納の通気性を良くする
など、まず「ツメダニの餌を減らすこと」が再発防止の第一歩です。
湿度を下げてツメダニの好む環境を排除
ツメダニは高温多湿を好むダニです。特に湿度が60%を超えると繁殖が活発になると言われており、環境の湿度管理が非常に重要です。
おすすめの湿度対策
- 除湿器の使用(特に梅雨時期や夏場)
- 家具や寝具の周辺を定期的に換気
- 押し入れやクローゼットには除湿剤を設置
日常的に湿度を50〜60%以下に保つよう意識することで、ツメダニの活動を大幅に抑えることができます。
防ダニカバーやフローリング床の導入もおすすめ
ダニが好む素材を減らすことも、効果的な予防になります。特に次のような工夫がおすすめです:
- 高密度繊維の防ダニカバー(布団や枕に使用)
- 丸洗い可能な寝具を選ぶ
- カーペットを外してフローリングに変更
- 布製ソファより合皮や木製家具を選ぶ
また、畳からフローリングにリフォームすることで、ダニが卵を産みづらくなり、ツメダニの発生も防げます。
まとめ
ツメダニは小さく目に見えにくいため、気づかないうちに発生・増殖していることがよくあります。そのため、原因不明のかゆみがある場合は、ツメダニが原因である可能性を考慮することが重要です。症状の悪化を防ぐためにも、ツメダニが疑われる場合は、早期の駆除と対策が不可欠です。
一度ツメダニが発生すると、目に見えないため気づきにくく、再発のリスクも高くなります。このため、以下の日常的な対策や環境改善が、最も効果的な長期対策となります。
- 高温処理と吸引による物理的な駆除
- 餌となる他のダニを減らすための清掃と収納管理
- 湿度管理と防ダニ製品の導入
「毎年夏になんとなくかゆい」と感じる方は、この機会に家全体のダニ対策を徹底的に見直すことをお勧めします。
夜、ベッドに入ると体がムズムズ…それ、もしかしてベッドの下に潜むダニの仕業かもしれません。寝室に化学的な殺虫剤は使いたくないし、毎日掃除するのも大変ですよね?
そんなあなたの悩みに、ついに終止符を打つ時が来ました。『ダニ捕りメイド』は、薄型設計だからベッドの下や布団の間にもスッと置けて、面倒な手間は一切不要。驚くべきは、その効果。3日で11万匹ものダニを捕獲するという実績が、その実力を物語っています。
しかも、化学殺虫成分は一切使わず、天然由来成分だけを使用しているから、お子様やペットがいるご家庭でも安心してお使いいただけます。使い方も簡単で、もしもの時は専属メイドのLINEサポートが交換時期までしっかりお知らせ。
もう、ダニの心配から解放され、毎晩ぐっすり眠れる快適な寝室を手に入れませんか?
ダニ対策を今すぐ開始する!
