家やペットに潜むダニの種類を画像で解説!写真でわかるダニ図鑑

  • 「家にダニがいる気がするけど、どんな種類がいるの?」
  • 「かゆみやアレルギーの原因になっているのはどのダニ?」
  • 「やっぱり、ペットにもダニはいるよね~?」
  • 「カブトムシやクワガタにダニがついているけど害はあるの?」

そんなお悩みのために、この記事では【家に潜むダニの種類一覧】を写真つきで紹介します。人に害を及ぼすダニから、ペットに寄生するものまで、見た目・特徴・対処方法を徹底解説します。さらに、「カブトムシ」や「クワガタのダニ」についてもまとめました。

家に出るダニの種類一覧【写真付き】

「ダニ」と一口にいっても、実は種類によって特徴や被害の内容はまったく異なります。特に家の中でよく見られる代表的なダニを、写真で見分けながら詳しく紹介します。

① チリダニ(コナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニ)

アレルギーの原因となる代表的なダニで、室内にいるダニの約7〜8割を占めます。体長は約0.2~0.4mmと非常に小さく、乳白色で卵形の体をしています。人を刺すことはありませんが、フケやアカ、カビを食べて増殖します。

チリダニ(ヒョウダニ)

生息場所:布団、カーペット、ソファ、畳など、湿気とホコリの多い場所

関連症状:喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎(くしゃみ・鼻水)

特徴:乳白色/刺さない

② ツメダニ(ホソツメダニ含む)

チリダニやコナダニなど、他のダニをエサにする捕食性のダニです。人の皮膚を刺すことがあり、知らないうちにかゆみや湿疹を引き起こします。体長は約0.7~0.8mm。淡い赤橙色をしており、顕微鏡で観察すると細長い脚が目立ちます。

ツメダニ/city.fukuoka.lg.jp

症状:刺された直後は無症状。6~8時間後にかゆみ・赤み・発疹が出て、2~3日ほど続く場合もあります。

潜伏場所:畳、寝具、ジュータン、湿気がこもりやすい場所

特徴:橙色/刺す

③ イエダニ

本来はネズミに寄生する吸血性のダニですが、ネズミの死骸などから人間にも移動して吸血します。体長は0.5~1mm。吸血前は淡い灰色、吸血後は赤黒く変色します。

イエダニ/city.fukuoka.lg.jp

症状:強いかゆみ、アレルギー反応、特に皮膚の柔らかい部分に集中する刺し跡が特徴

対策:ネズミ駆除と並行して対処が必要。放置すると再発のリスク大

特徴:灰色〜赤黒/吸血

④ コナダニ(ケナガコナダニ含む)

かつお節、小麦粉、味噌などの食品や、湿気の多い畳の中から大量に発生することがあります。半透明の乳白色で、体長は約0.3~0.5mm。自ら人を刺すことはありませんが、これをエサにするツメダニが二次的に発生するリスクがあります。

コナダニ/city.fukuoka.lg.jp

:食品の変質や異臭、見た目の悪化。間接的にかゆみなどを招くケースも

対策:乾燥管理、食品の密閉保存。湿気が多い部屋の換気と除湿が重要

特徴:乳白色/刺さない

⑤ マダニ

屋外の草むらや野山に生息する大型のダニで、ヒトやペットに吸血します。未吸血時でも体長は2mm前後、吸血後は膨張して10mm近くになることも。口器を皮膚に深く差し込んで吸血するため、無理に引きはがすのは危険です。

キチマダニ/pref.osaka.lg.jp

症状:SFTS(重症熱性血小板減少症候群)、ライム病、日本紅斑熱などを媒介する可能性あり

注意点:野外作業・ハイキング時は肌の露出を避け、帰宅後は衣服や体をチェック。ペットも要注意

特徴:野外に生息/吸血・感染症/ペットの皮膚

【図鑑まとめ】ダニの種類と見分け方一覧表

ダニの名前サイズ刺す?主な被害よくいる場所
チリダニ約0.3mm乳白色×アレルギー布団、カーペット
ツメダニ約0.7mm赤橙色かゆみ・刺し跡畳、布団
イエダニ約1mm吸血後は赤黒色強いかゆみネズミ経由
コナダニ約0.4mm乳白色×食品劣化畳・台所
マダニ~10mm黒褐色重症感染症野山・草むら

ペットに潜むダニの種類は?

マダニ

マダニは草むらや低木の先端などに潜み、犬や人の皮膚に取りついて吸血します。お散歩中に草むらに触れることで犬に寄生します。マダニが吸血すると、かゆみや痛みを引き起こすだけでなく、ウイルスや細菌を媒介し、重い感染症を引き起こすこともあります。これらの病気は人間にも感染するため、飼い主も十分に注意が必要です。

ヒゼンダニ(疥癬ダニ)

ヒセンダニ/city.nagoya.jp

ヒゼンダニは、犬や猫に疥癬(かいせん)という皮膚病となるダニです。ヒゼンダニは皮膚の角質層に寄生し、激しいかゆみ、脱毛、皮膚感染症、フケや乾燥を引き起こします。このような症状がわかったら、迷わず動物病院でみてもらいましょう。ヒゼンダニは、獣医師による顕微鏡検査が必要です。

イエダニ

イエダニはネズミに寄生するダニで、ネズミが死んだり、ネズミが巣から移動すると、犬や猫などのペットに寄生します。ペットに被害でたら、動物病院で診てもらい、適切な治療を受けることが大切です。

ツメダニ

ツメダニは犬の背中などの皮膚に寄生し、フケやかゆみ、炎症を引き起こします。犬のほか猫やウサギ、まれに人間にも寄生し、噛まれると湿疹や強いかゆみを引き起こすことがあります。

ニキビダニ

ニキビダニ
ニキビダニ/city.nagoya.jp

ニキビダニは犬の毛穴や皮脂腺に常在しているダニで、普段は免疫力によって数がコントロールされています。しかし、免疫力の低下や病気、栄養不足などが原因で増殖すると、脱毛や皮膚の肥厚、炎症、発赤といった症状が現れます。

ペットのダニは種類によって寄生場所や症状が異なります。日常的に犬の皮膚や行動を観察し、異変があれば早めに獣医師に相談することが大切です。

カブトムシ、クワガタに付くダニの種類は?

ペットとして人気のあるカブトムシやクワガタにも、時に小さなダニが付着していることがあります。一見驚きますが、これらのダニは必ずしも害を与えるものではありません。

昆虫に付くダニの正体|イトダニ・コナダニ

カブトムシやクワガタの体に見られるダニの多くは、「イトダニ」、「コナダニ」と呼ばれるもので、厳密には寄生ではなく“ただくっついている”だけのケースがほとんどです。

カブトムシ・クワガタに付いたダニの除去方法

ダニが目立つ場合は、綿棒やハケなどで優しくふき取りましょう。ただ、ダニはしぶといので、60℃以上の熱湯を用意し、ダニを拭きとったら、熱湯につけると効果的です。
ダニがいても、殺虫剤や薬剤の使用は避けましょう。カブトムシ・クワガタにとって、ストレスの少ないケアが一番大切です。

また、カブトムシ・クワガタのことを考えると、「飼育ケースの下」や「飼育ケースの周辺」にダニ取りシートを置き、飼育ケース全体をダニの侵入から守りましょう。

ダニ退治、ダニ対策

ダニを見つけたら、目に見える個体だけでなく、見えないアレルゲンや卵も含めて徹底的に対策することが重要です。以下の方法を組み合わせて、効果的にダニ対策を行いましょう。

■ 掃除機の「西宮方式」でアレルゲン除去

西宮方式とは、西宮市が考案したダニを除去する方法で、何度も往復する必要はなく、1平方メートル(1m✕1m)を、約20秒かけてゆっくり掃除機をかけるというやり方です。寝室の掃除機かけは1日1回、それ以外は1週間に1度と西宮市HPに記載されています。
参照:https://www.nishi.or.jp/

■ 寝具やカーペットの洗濯・乾燥

洗えるものは高温で洗濯・乾燥することで、ダニやアレルゲンの除去が可能です。
特に衣類乾燥機や布団乾燥機は有効です。乾燥後は掃除機で死骸を吸い取りましょう。

■ ダニ取りシートで生きたダニも対策

市販のダニ捕獲シートを使えば、殺虫剤を使わずにダニを集めて除去できます。
設置するだけで、寝具・ソファ・押入れなどの対策に便利です。

■ 湿気管理:換気+除湿がカギ

ダニは高温多湿を好むため、日常的な換気と除湿を心がけましょう。
除湿器や除湿シートの活用も効果的です。

■ ネズミなどの根本原因の対処も忘れずに

イエダニの発生源となる、ネズミも意識したいところです。
屋根裏から音がするときは、ネズミ駆除の対策グッズか、専門業者への相談も視野に入れましょう。

ダニの種類と見分け方Q&A

Q. 肉眼で見えるダニはいますか?

A. はい。イエダニやマダニは0.5mm〜数mmほどあるため、肉眼で確認できます。一方、チリダニやコナダニは0.2〜0.5mm程度で見えにくいため、拡大鏡や顕微鏡が必要です。

Q. 刺されたけどどのダニか分からない。判断のポイントは?

A. ダニの種類によって刺されたときの症状や発生時期に違いがあります。

  • ツメダニ:刺された直後は無症状。6~8時間後にかゆみや赤みが出る
  • イエダニ:吸血後すぐに強いかゆみが出る。夜間に被害が多い
  • マダニ:吸血したまま皮膚に刺さっているケースが多い。野外活動後に注意

発生場所や生活環境も含めて総合的に判断するのがポイントです。

Q. アレルギーの原因になるダニと、刺すダニの違いは?

A. アレルギーの主な原因はチリダニ(ヒョウヒダニ類)です。彼らは人を刺すことはありませんが、死骸やフンがアレルゲンになります。刺すダニはツメダニ・イエダニ・マダニなどで、刺咬による直接的なかゆみや炎症を引き起こします。

まとめ|ダニは種類ごとに特徴も対策も違う!

家にいるダニにはさまざまな種類があり、それぞれ見た目・症状・発生場所・対策方法が異なります。まずは「どのダニなのか?」を知ることが最重要ポイントです。

  • アレルギーを引き起こすチリダニ
  • 刺すタイプのツメダニ・イエダニ
  • 食品に潜むコナダニ
  • 屋外で注意が必要なマダニ
  • 昆虫につくコナダニ・イトダニ

こうした情報を写真や症状とあわせて把握すれば、誤った対策を避けられるでしょう。また、カブトムシやクワガタに付着したダニは基本的に人間への被害は少ないものの、飼育環境を清潔に保つことが重要です。

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